横浜パシフィコにて・・・
フューネラルビジネスフェアが開催されました。
この記事の後半には・・・
今日のスクール中の会話から感じた事が載っています。
ぜひ最後まで読んで下さいね。
フューネラルビジネス・・・とは。お葬式の仕事の事。
毎年、恒例でキャンドルメーカーのカメヤマさんから今年も依頼され
葬儀の祭壇を、キャンドルとお花とのコラボレーションで提案しました。
今年のテーマは、「クリア空間のひまわり」
使うお花は、ひまわりのみ・・・そんなテーマの
まずは、祭壇から見てください。
亡くなった方が、ひまわりが好きだった・・・季節感をだしておくりたい・・・
という、設定での提案。
まわりの、クリアなケースに入った、ひまわりは造花で、カメヤマさんの新商品。
とにかく、来場して見た方に、インパクトがあるように。
そんなカメヤマさんからの リクエスト。
打ち合わせの結果。使う生花は1種。カメヤマさんの商品である造花のひまわりに
一番似ている、ひまわりを使うことに・・・。
ひまわりの種類は、 「サンリッチ オレンジ」
なんだか、夏にぴったりの名称です。
下記は、祭壇の細部写真になります
水に浮くひまわりのかわいいキャンドルです。
これは、ガラス花器に、ひまわりを1本1本いれたもの。
器口がせまいので少々手間と時間がかかります。(^^)
スタッフは苦笑いしながら現場で、セットしていました。
クリアなケースに 造化を1本1本、ボンドでつけていきました。
他の器は使わないで、シンプルにケースと造化を見せてほしい・・・
そう依頼されて、考えた結果・・・本当にシンプルに。
こちらは・・・故人の思い出の写真を飾るフレーム。
モノトーンでおしゃれな感じです。(カメヤマさん商品)
ペット用の祭壇も 作りました。
最近は、ペットのお葬式をやる方も増えているそうです。
うちの実家にも、2代目・ホワイトテリアがいますが、確かに家族同様。
1代目のホワイトテリアが、亡くなった時は
1・2カ月、よその犬を見かけるたびに、ウルウルしたのを覚えています
今は、家族葬と言って、家族だけで見送りの時まで静かに過ごすのが多いそうです。
私も、父を3年半前に、亡くしましたが 病院から家に戻ると
葬儀屋さんと決めることが多くて、その日はバタバタしていたのを覚えています。
お花は生涯にわたり必要とされるもの。
人それぞれ、違うとは思いますが・・・フラワーショップに来店されるお客様の多くは・・・
赤ちゃん誕生の出産祝いから始まり。 誕生日のお花。 学生時代の卒業式。
記念日や、クリスマス。 そして、大人になってからのビックセレモニー結婚式。
その後の、結婚記念日。 年を重ね、天国に逝く時のお葬式のお花
その後は、仏壇やお墓のお花。
産まれてから、ずっと人生の様々なシーンで、お花は贈られ利用されているんですね。
人生の3つの鐘をならす時は・・・
産まれた時。 結婚した時。 亡くなった時。 だと、聞いた事があります
ビジネスフェアをみると、今は本当にお葬式も、さまざまな形があり
結婚式と同じように、プロデュースする方々もいらっしゃる。
残された家族が、悔いのないように できることをして見送りたい。
そういう、思いからなんでしょうねっ。
花で、そのお手伝いが出来る ということは、 結婚式と同じだなぁ・・・と、思います。
Kstageは、そんな思いから、結婚式だけでなく
最近,「花葬儀」という、決められた祭壇ではなく、お花があふれる花祭壇の取り組みを始めました。
パンフレットはアトリエにあります。
花の仕事を、してる以上、どんな時でも、お花で人の心をいやしたり、
安らいでもらったり出来たら、嬉しいものです。
そして最後に今日は、スクールでのある会話の話で終わろうと思います。
今日、夜のスクールレッスン中に、「先生は本当にお花が好きなんですね。」
と、生徒さんに言われました。 そのように生徒さんが、感じた会話とは・・・
ワイヤリングのブーケを作っているその生徒さんに、私が
「こんなに綺麗なのに、ワイヤリングだから 暑さですぐ枯れてしまうね。
本当に花が、かわいそうだねっ・・・」 と、ささいな会話で交わした言葉。
その会話で、生徒さんが お花が好きなんだなぁ。と、感じたそう。
うれしかったのは、その後の生徒さんの言葉。
「だから、私は、先生に習っているんですねっ。お花を大事にしない先生もいますから
商売としてしか考えてない人もいるし、私は、お花が好きな先生に習いたかったので
先生がそういう先生で本当に、良かった。」
素直にうれしい言葉だった。初心を思い出した。
スクールの講師をして、10年ちょっと。ブライダルをやり始めて9年。
いくつもの困難を社長や、スタッフと、乗り越え、
思い起こせば、始めた頃は、何度泣いて逃げ出したいと思った事か。
そのたびに、浸食共にしたその当時のブライダルチーフに助けられ
どれだけ、がんばらなくちゃ・・・。と、思わせてくれたか・・・
ある事があって、くじけそうだった時、励ましてくれた。
その励ましの言葉が、いっぱいいっぱいだった私の気持ちを、あふれさせ
彼女の車で声を出して泣いた泣いた。スタッフに、泣いた事が気づかれないように
目のはれがなおるまで車の中でそばにいてくれたんだった。
今でも、なんでも話せる 大事な人。きっとおばあちゃんになるまで付き合えるだろうなぁ。
まわりにいた、私の師匠たるお花の先生にもたくさん助言をもらった。
お花を始めた時に、技術だけではない、たくさんのことを教えてくれた人。
そして、私を本格的に、ブライダルの道に導いてくれた人がいた。
ブライダルのプロデュースをしている年下の人だった。
この人がいなければ、私は今こうしてブライダルの仕事をしていなかったと言っても良い位。
でも、そんな私に、彼女は最初、厳しかった。うちの最寄りの駅まで来て
駅のカフェで、仕事のすべてや、スタッフについても駄目だしされ、
ブライダルチーフと帰った事務所までの道のりは
足が重く、どこかに逃げたい位だった。 だけど、言い返せなかった。
言ってる事は、間違っていないから・・・
でも・・・ 悔しくて悔しくて、誰もいない事務所の部屋で泣いた。
ブライダルを始めた最初のその出来事が、私の気持ちや、
モチベーションを変えてくれたのも確か。だったと思う。
「プロとしての自覚を・・・。」 厳しい言葉だった。
一体プロってなんなのよぉー。 その時はそんな風にしか思えなかった。
今ではその言葉の意味が、心から痛い位良くわかる。
私がスタッフにいつも言っている言葉だ。
そんな事を教えてくれた彼女とは、今はお互いを信頼出来る関係になった。
出産でお休みしていた彼女も、復帰し、また一緒に仕事が出来る。
そういう人達との出会いが、自分を変えてくれた。
いつも、私がこの人だったら、どういう気持ちだろう??と、考えたりするようになった。
それが、相手の立場にたつ。ということなのかなぁ?簡単そうで難しい事。
そして、今も、たくさんの人に力を借りて仕事をしている。
Kstageの花が、本当に良いんだと。応援してくれている人がいる。
そんな彼女にも 本当に感謝の気持ちを、表したい。
でも、良いことばかりじゃない。ひどい事もおこる。
こんな事ってあるわけ???信じられない位の出来事も経験した。
なんでこんな事がおこるのっー。何も悪いことなんてしていないのに・・・
ご飯も喉を通らない位の、そんなことも起こった。 でも、助けてくれる人がいた。
そんな時、外から、見守ってくれている母や妹もいた。
他にも、伝えきれないほど、多くの人に、いつも支えられていると思う。
話を、最初のスクールの会話に戻すと・・・
花の仕事は自分の意思で始めた事ではなかったけれど、
あらためてそんな風に、生徒さんに言われると、
いつのまにか、月日が流れ、自分も花が大好きになっていたんだなぁ
と、思わせてくれたささいな出来事でした。
きっと・・・今も・・・あちらこちらで・・・
自分の夢や、やりたいことに向かう途中で折れそうになっている人。
困難を、乗り越えようとせずに、自分に負けて、挫折しそうになっている人。
この場から、逃げたくて不平不満ばかり言葉にする人。
自分は、精一杯やっている。と、すぐに口にする人。思う人。
人の思いや、助けに対して、「ありがとう」と言う気持ちを表現しない人。
自分も、そんな時があったから・・・・今でもそうなりそうな時は、何度となくあるから・・・
でも私は、今まではなんとか、乗り越えてきたから今があるし
これからも、そうなりそうだったら、乗り越えると思う。って言うか乗り越えたい。
だから・・・お花の仕事にかかわらず、この記事を読んでくれた方が
夢や、目標に向かう時・・・仕事で挫折しそうな時に・・・
自分も、がんばってみよう・・・出来るかもしれない。進んでみよう。
相手の気持ちに、自分をあてはめてみよう・・・
そう、思ってくれたら、幸いです。
実は、このメッセージは、伝えたい人がいるから載せたんです
思っているだけでは、絶対に伝わらないと思うから。
何人かのの人に・・・・自分にも・・・
そして、最後に私の娘にも・・・
今、抱える大変な事。色々な嫌な事。 めんどくさい事。困難な事は、あると思うけど、
自分の夢・・・にむかって、乗り越えていってほしいです。応援しています・・・(^^)
長文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
Kstage 菊池初美